大雨の影響で土砂崩れが発生した市道=14日午前10時40分ごろ、阿南市椿町南楠ケ浦

 14日の徳島県内は、梅雨前線の影響で大気の状態が不安定となり、各地で雨が強まった。降り続く雨により阿南市や上勝町で土砂崩れが起きた。

 14日午前1時20分ごろ、同市椿町南楠ケ浦の市道沿いで山腹が高さ12メートル、幅10メートルにわたって崩れ、午後1時まで通行止めになった。この影響で蒲生田、尻杭など4地区の18世帯45人が一時孤立状態になり、近くのかもだ岬温泉保養施設は臨時休業した。

 上勝町福原では午後5時半ごろ、町道沿いの斜面が高さ20メートル、幅14メートルにわたって崩落し、木造2階建ての民家1棟が倒壊した。住民の80代女性は「バキバキ」という音を聞いて家の外に避難し、無事だった。倒れた家が町道をふさぎ通行止めになっており、復旧は未定。

 四国電力送配電によると、同市椿町の約200戸と、三好市三野町の約230戸で一時停電した。

 5日午後4時から14日午後4時までの雨量は▽三好市東祖谷京上660・5ミリ▽那賀町木頭和無田566・0ミリ―など。15日は前線が四国の南海上まで南下するため、雨は小康状態になる見通し。