福岡県福津市で5月、車2台が正面衝突し、運転手2人が死亡した事故があり、乗用車の内装業の男=当時(40)=が故意に対向車と衝突したとして、県警が16日にも殺人容疑で男を容疑者死亡のまま書類送検する方針を固めたことが15日、捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、男は事故前、周囲に「死にたい」などと話しており、誰かを巻き込もうとした疑いがある。現場にはブレーキ痕がなく、県警は男が猛スピードで運転し、故意に中央線をはみ出したとみて、対向車に乗っている人を死亡させる結果になっても構わないという「未必の故意」があったと判断、殺人容疑の適用を決めた。