海部駅で並ぶJRと阿佐海岸鉄道の車両にカメラを向けるファン=海陽町

 阿佐海岸鉄道(徳島県海陽町)への鉄路と道路の両方を走れる車両「デュアル・モード・ビークル(DMV)」導入に向けたJR牟岐線の信号工事のため、海部駅でJRと阿佐海岸鉄道の専用車両が隣り合って停車するのが17日で見納めになる。18日から牟岐線の牟岐―海部駅間が代行バスに切り替わるのを前に、海部駅でのツーショットを記録しようと鉄道ファンから熱い視線が注がれている。

 牟岐線の阿波海南―海部駅間は、DMV専用の線路に切り替わるため、この区間での鉄道車両の運行や、海部駅で2社の車両が並ぶのは17日で最後。DMV導入後は、両社の境が阿波海南駅に変わる。

 見納めの話題はインターネットなどで伝えられ、愛好家が次々と海部駅を訪れている。14日午前11時40分ごろには、駅に着いたJRの車両からカメラを手にした乗客5人ほどが下車した。間もなく隣のホームに阿佐海岸鉄道の列車が着くと、訪れた人は2両が並んで停車している約5分の間に、次々とシャッターを切った。

 高松市から訪れた映像製作業の男性(50)は「海部駅での共演が見られなくなるのを最近知った。間に合って良かった」と満足そうだった。

 2両が停車する時刻は、午前6時38分、8時10分、9時10分、9時44分、11時44分、午後1時44分、3時44分、5時9分、5時55分、6時24分、7時54分、8時26分の12回。