阿波市などの10~50代の女性14人でつくる市消防団女性消防班が、30日に秋田市で開かれる第23回全国女性消防操法大会に県代表として出場する。2013年に続いて2回目。1回目は23位に終わったとあって、団員は「今年こそ上位入賞を目指す」と意気込んでいる。
女性消防班は11年4月、市消防団の吉岡孝好団長(57)=同市土成町宮川内、農業=が呼び掛けて発足した。市内の主婦や会社員らが団員となり、避難訓練での炊き出しや独居高齢者宅の訪問など防災や防火の啓発を行っている。
大会は2年に1回開かれ、都道府県ごとに1隊7人が出場する。軽可搬ポンプから長さ20メートルのホース3本をつないで放水し、二つの台の上にそれぞれ置かれた的を倒すまでの時間や動作の正確性などを競う。
県消防協会が女性消防班の活動実績を評価して推薦した。14人から選抜された7人が4月から週2、3回、仕事や家事の合間を縫って夜間に集まり、徳島中央広域連合中消防署員らの指導で2時間程度、ポンプを扱ったりホースを接続したりする訓練に励んでいる。
選抜メンバーの7人中2人が4月に入団した10代と20代で、隊は活気づいている。隊長の近藤段文(だんぶん)さん(57)=市場町市場、農業=は「前回の悔しさを晴らし、訓練を支えてくれている方々のためにも、上位入賞を果たしたい」と話している。
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