J1昇格を目指して戦う徳島ヴォルティスを、鳴門ポカリスエットスタジアムで後押ししたい。そう思ってスタジアム行きを決心した人が心配するのは駐車場。公共交通機関でのアクセスが不便という事情もあり、混雑している印象があります。「それでも応援に行きたい」。そんな人のために、スタジアム周辺の駐車場事情を取材しました。
クラブの公式サイトによると、スタジアムの収容人数は1万7924人。試合日には、近くの大塚製薬工場の社員用駐車場や地域住民の協力で2500~3000台の駐車スペースを確保しています。スタッフは「Jリーグの他のスタジアムと比べても多い方です」と話します。
でも、岡山と対戦した今季開幕戦(2月25日)には8753人が来場し、駐車場は試合開始の3時間以上前から混雑しました。その後のホームゲームも平均5014人が来場しており、ある程度の混雑は避けられません。
そこでクラブは、公式サイトで駐車場の混雑具合を知らせる取り組みを始めました。
(トップページから〈観戦ガイド〉→〈アクセス〉と進むと、駐車場マップと混雑具合のお知らせがあります)
スタッフは「試合日は警備員が駐車場を案内しています。できるだけ乗り合わせてご来場ください」と話しています。
試合後は観客が一斉に帰途につくので、試合前以上にスタジアム周辺の道路が混雑しがち。安全運転を心掛けて観戦を楽しみたいですね。
どうしても車が混むのが嫌という人には、公共交通機関を利用する方法もあります。スタジアム最寄りのJR鳴門駅からは、ポカスタまで徒歩で20~25分ほど。鳴門駅から運行する鳴門市地域バス里浦粟津運動公園線を使えば、鳴門・大塚スポーツパーク前にバス停「運動公園」があります。ただし、便数は少なめ。試合前後には駅からスタジアムまで無料シャトルバスも運行しています。こちらはアウェーサポーターの利用が多いようです。
ちなみに、鳴門市内のサポーターは自転車やバイクで来る人が多いといいます。
どんな交通手段を使ってでも、まずはスタジアムに足を運び、J1昇格を目指す選手たちに声援を送りましょう。