香川県内で16日に新型コロナウイルス感染が確認された高松市の50代会社員男性が、発症日とみられる10日に徳島県内を出張で訪れていた。県は香川県に問い合わせるなどして濃厚接触者の有無を調べる。
香川県と高松市によると、男性は15日に感染が確認された市内の40代会社員男性の同僚。10日に仕事の打ち合わせで徳島県内を訪れ、名刺交換などをした。その際、マスクは着用していた。その日にせきが出始め、11日には発熱や全身の倦怠感、味覚異常の症状が出た。40代男性の濃厚接触者として検査を受けた。徳島への移動手段や滞在時間などは調査中。
香川県内では16日、40代男性の家族や会社関係者ら10人の感染が判明。8日に発症した40代男性も、3日に仕事で徳島県を訪れていたが、県は感染リスクが高いとされる「発症の2日前以降」より以前のため、県内で感染させた可能性はないとみている。