徳島新聞の記事を題材にした問題について考えてみましょう。
三好市山城町の下名小学校で10日、児童が育てた国蝶・オオムラサキを自然に返す放蝶会があった。
成長を観察してきた1~5年の7人、外部講師を務めた元中学校教員の三好康彦さん(60)=三野町=や、地域住民らが正面玄関に集まった。児童は羽を広げた大きさが9~11センチ程度に育ったチョウを紙に包んで持ち、「いつでも帰って来てください」「元気に過ごしてください」などと声を掛けて放した。
5年の松原玉海さん(10)は「放すのは寂しいけれど、また学校に来てくれるといいな」。三好さんは「幼虫から育てた過程が大事で、一生忘れない経験になると思う。チョウを通して自然を残す気持ちを持ってほしい」と話した。
今後も幼虫の観察、チョウが集まりやすい花壇の整備などを進め、オオムラサキを通した環境学習を続ける。
問 題
<1>国蝶とはどんなチョウのことですか。
ア 海を渡り、国から国へ旅するチョウ
イ その国で一番大きなチョウ
ウ 国を象徴するチョウ
<2>オオムラサキの大きさは、次のどのチョウと同じくらいですか。
ア モンシロチョウ
イ アゲハチョウ(ナミアゲハ)
ウ ベニシジミ
<3>外部講師の三好康彦さんは「幼虫から育てた過程が大事」と言っています。幼虫から成虫になるまでの過程で正しいのはア~ウのどれでしょう。
ア 幼虫―さなぎ―成虫
イ 幼虫―成虫
ウ 幼虫―繭―成虫
<4>オオムラサキの幼虫は、写真ア、イのどちらでしょう。
7月11日の地域総合面に掲載された記事を基に構成し直しました。
解 答
<1>ウ
<2>イ。羽を広げると、モンシロチョウは5~6センチ、ベニシジミは3~4センチくらいです。
<3>ア
<4>ア。イはカイコ(カイコガ)の幼虫。