「六根清浄」と力強い声を上げて山頂を目指す氏子ら=剣山山頂付近

 西日本第2の高峰・剣山(1955メートル)で19日、新型コロナウイルスの影響で中止となった劔(つるぎ)山本宮劔神社(徳島県美馬市木屋平川上)のみこし渡御に代わり、ご神体を背負った氏子らが山頂付近を練り歩いた。

 氏子でつくる先達会など関係者約30人が参列した。頂上ヒュッテ西側の劔山本宮宝蔵石神社で神事をした後、ほら貝の音を合図に出発。白い法被や鉢巻きを身に着けた参列者らが「六根清浄」と力強い声を響かせ、クマザサの茂みを踏み分けながら山頂へ向かった。

 先達会総監の松平孝義さん(70)=勝浦町=は「新型コロナウイルス感染が広がる中で、無事にできて良かった。来年は従来のみこし渡御ができるよう準備を進めたい」と話した。

 みこし渡御は2011年まで例祭日(17日)に行われていたが、担ぎ手が減ったため12年から例祭日以降の最初の日曜に行われている。