佐古駅で城南高校に向かう臨時バスに乗り換える生徒=徳島市内

 徳島県立学校の登校時間帯に列車が「3密」(密閉、密集、密接)状態になっていることを受け、県教委は22日、混雑を緩和する臨時貸し切りバスの運行を徳島市など4区間で始めた。城南高校(徳島市)、富岡東中・高校(阿南市)、池田高校(三好市)の4校の列車通学生115人が各駅でバスに乗り換えて登校した。10月30日まで。

 佐古駅前(徳島市)からは午前7時40分と同50分の2便を運行。普段なら「3密」が指摘される午前7時50分徳島発阿南行きに乗り換えて二軒屋駅まで利用する城南高生約50人が佐古駅で下車後、バス(定員45人程度)に乗り込んで学校に向かった。

 感染予防のため、乗車人数を定員の半分程度に制限し、全員が窓側の座席に座って間隔を確保。乗車前に手指の消毒、車内ではマスクの着用を徹底した。

 鳴門市から列車通学する3年の生徒(17)は「徳島駅からは乗客と肩が触れるくらい密集した状態になる。徳島でも感染者が増えて不安だったので、臨時バスでリスクを軽減できるのは助かる」と話した。

 このほか、小松島市の南小松島駅から富岡東中・高校までと、東みよし町の江口、三加茂両駅から三好市の阿波池田バスターミナルまでの各区間でも、午前7時台に1台ずつ運行した。

 県教委は期間中の利用者アンケートなどで効果を検証し、継続の有無を判断する。