調整した弦楽器を徳島市立高校生に渡す松下さん=同校

 世界的に有名な弦楽器製作者の松下敏幸さん(60)=イタリア在住=が14日、徳島市立高校を訪れ、オーケストラ部の1、2年生25人に弦楽器の制作過程や仕組みを教えた。

 松下さんは、楽器の音を左右する木材の重要性について説明した後、バイオリンの胴体内にあり、音響効果を高める「魂柱」を専用工具でたたく調整作業を実演。バイオリニスト浅野未希(みき)さん=ハンガリー在住=が調整前と調整後の楽器を弾き比べ、生徒らは音色の違いに驚いていた。

 松下さんは生徒のバイオリンやビオラの調整も行い、バイオリン担当の上田亜希子さん(16)=2年=は「楽器づくりに対するこだわりがよく伝わった」と話した。

 松下さんらが出演し、23日に阿南市文化会館夢ホール、24日に徳島市のあわぎんホールで開く「レクチャー&コンサート」(徳島新聞社など主催)を控えた社会貢献活動の一環。15日は徳島中オーケストラ部を指導する。