J1昇格のライバル・磐田との一戦に向けて攻守の連係を確認する徳島ヴォルティスの選手=徳島スポーツビレッジ

 J2徳島ヴォルティスは25日午後7時から、静岡県磐田市のヤマハスタジアムで磐田と対戦する。J1昇格を争うライバルの最右翼と目される難敵との注目の一戦。今季初めて完封負けした前節の福岡戦のように後方でパスをつなぐのではなく、ゴールを奪うためのアグレッシブなボールポゼッションを貫き、徳島こそが昇格にふさわしいことを証明したい。

 3連戦のラストだった福岡戦から中5日で迎える今節。チームは1日だけオフを取り、ややリフレッシュした印象だ。23日は磐田の特徴を踏まえながら、プレスのかけ方やビルドアップの仕方などを確認した。

 磐田戦後、中3日でアウェー北九州戦、さらに中3日でホーム山形戦と続く。過密日程を見据え、ロドリゲス監督は「短い時間でもしっかり休むよう選手に伝えている。彼らもそういったことを責任をもってやってくれている」と話す。

 引いて守りを固めた福岡から点を奪えなかった前節を振り返り、「FWとシャドー二枚がもっと動きを合わせないと攻め崩すのは難しい」と語るのはMF梶川。徳島同様、ボールポゼッションを志向する磐田との一戦に向けては「互いに良さを出す展開になると思う。徳島にとってはやりやすいかもしれない」。守備の時間を短くするために前線からしっかりプレスをかけること、簡単にボールロストしないことをポイントに挙げた。

 昨季J1最下位の18位に沈み、1年での復帰を目指す磐田はここまで3勝1分け2敗(勝ち点10)の5位。星数と勝ち点で並ぶ徳島が得失点差で上回り、4位に付ける。個の能力が高い選手がそろう磐田の中でも、看板は前節も得点した183センチのルキアンと186センチの小川のFW陣。高さと強さのある2人を前線の起点として機能させると厳しい展開となりそうだ。

 静岡県出身のMF渡井にとっては、プロ入り後初の地元での試合となる。磐田について「子どもの頃からテレビで見ていたなじみのチーム」と話すとともに「力のあるチームに勝っていかないと昇格は見えてこない」ときっぱり。徳島のサッカーを余すことなくピッチ上で表現し、ライバルを打ち破る。