川に響くぞめきに合わせて踊る御手洗理事長=徳島市の新町川

 徳島青年会議所(JC)が26日、徳島市の新町川や助任川を巡る周遊船「ひょうたん島クルーズ」で阿波踊りのぞめきを響かせた。新型コロナウイルスの影響で市の阿波踊りが戦後初めて中止となる中、踊りの雰囲気を味わってもらおうと企画した。

 約20人が3隻に分かれて乗船。2隻は締太鼓や鉦、大太鼓といった鳴り物を担当し、先頭の1隻では御手洗遥理事長(36)が「徳島の夏を始めましょう」、「ヤットサー」と声を張り上げながら踊った。

 約90分かけて新町川と助任川を周遊した。川沿いの歩道や橋の上では、手を振ったり写真を撮ったりする人が見られた。同市の男性(84)は「ぞめきを聞いて自然と手足が動いた。気分も浮かれさせてくれる」と話した。

 JCは新型コロナ対策として、3日前から乗船者の検温や乗船時の3密回避、理事長以外は大声を出さないなどの対策を取った。御手洗理事長は「感染リスクを避ける対策をした上で、いろいろな活動ができると前向きに考えるきっかけになればうれしい」と語った。