美術を通じて子どもの豊かな感性や表現力を育む「第13回徳島県こども美術展(こども県展)」(県美術家協会、徳島新聞社など主催)の審査が16日、徳島新聞社であった。特別企画を含めて絵画と書写の両部門に1万2649点の応募があり、1698点の入賞・入選が決まった。
特別賞第1席の県知事賞には、絵画部門が徳島聴覚支援学校中学部2年の巴優菜さん(13)=阿南市上大野町=、書写部門は半田小学校4年の鎌倉芽生さん(9)=つるぎ町=が選ばれた。
県美術家協会の会員ら12人が審査。入賞・入選の内訳は絵画(応募3148点)、書写(4701点)のそれぞれに特別賞6点、特選12点、準特選18点。優秀賞は絵画244点、書写186点。入選はそれぞれ293点、476点だった。
特別企画として8月に開かれた浮世絵展「写楽・歌麿とその時代」にちなみ、「人」をテーマにした作品展の審査もあった。絵画480点、書写4320点の中から各9点の特別賞など入賞・入選をそれぞれ119点、308点選んだ。
入賞・入選作品は10月13日から17日まで、徳島市のあわぎんホールで展示。11月11、12の両日は阿南市羽ノ浦町の市情報文化センターで、同25、26の両日は美馬市脇町のうだつアリーナで巡回展を開く。