JR四国が27日発表した6月の鉄道営業概況によると、定期券を除く普通収入は前年同月比59・2%減の9億7700万円で、6カ月連続で前年を下回った。新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の解除後は利用客が徐々に戻り、5月(83・0%減)より改善したものの大幅な落ち込みが続いている。

 普通収入の内訳は、四国内移動が45・7%減の3億6300万円、本州との出入りが64・4%減の6億1400万円。このうち県内の販売は、四国内移動が44・0%減の6300万円、本州との出入りは67・7%減の3200万円だった。

 定期収入は、24・8%増の2億7100万円で、2カ月連続で増加した。

 JR四国バスが発表した6月の高速バス乗車人数(共同運行会社分含む)は79・0%減の4万1142人。主要路線の徳島―京阪神間は73・0%減の1万6021人となった。

 JR四国は7月の鉄道普通収入の速報値も公表。1~20日は新型コロナの感染者が再び増えたため、前年同期比63・0%減と下げ幅が再び拡大した。政府の観光支援事業「Go To トラベル」と重なった23~26日の4連休は大雨による運休も響き、67・2%減だった。

 高松市で会見した西牧世博社長は「JR他社が検討している時間帯別運賃の導入は考えていないが、この状況が長期化すれば運賃の見直しを検討せざるを得ない」と述べた。