JR四国が徳島線に導入する観光列車「藍よしのがわトロッコ」の外観のイメージ(同社提供)

 JR四国は27日、徳島線の徳島―阿波池田間に新たな観光列車「藍よしのがわトロッコ」を10月10日に導入すると発表した。吉野川の流れや藍をイメージしたデザインのトロッコ列車を運行し、吉野川流域の景観を楽しんでもらう。

 2両編成で、車体に藍色をベースにした木綿地のラッピングを施す。車体の正面に描いたシンボルマークは、Ai(藍)の文字を躍動感のある阿波踊りと組み合わせてデザイン。ヘッドマークには、阿南市の書道家天羽汕景さん=本名直子=が書いた「藍」の文字を採用する。土讃線で使っていたトロッコ列車を利用し、外装にかかる費用は県が負担する。

 徳島県東みよし町足代の県指定名勝天然記念物・美濃田の淵付近を通る辻―阿波加茂など4区間で徐行運転する。下りの貞光―阿波池田間では、阿波尾鶏を使った駅弁(税込み1千円)を事前予約で販売する。

 定員は56人で、本年度は10、11月の土日祝日と3月27、28の両日に各1往復運行する。下りは徳島発が午前10時34分で阿波池田着が午後1時、上りは阿波池田発が同2時39分で徳島着が同5時6分。石井、穴吹、阿波加茂の各駅でも乗降できる。運賃は徳島―阿波池田が大人2190円。

 JR四国が県内で運行する観光列車は3例目。西牧世博社長は「観光列車は四国に目を向けてもらう重要なツール。誘客に貢献すると考えている」と話している。