会見する飯泉知事=徳島県庁

 徳島県は27日、県内で新たに4人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。小松島市の60代無職男性と、鳴門市の親戚宅に滞在していた大阪市の家族3人。60代男性は25日に感染が確認された30代男性会社員と同居する父親で濃厚接触者として26日にPCR検査を受けた。大阪市の家族のうち1人は来県前から症状があり、県は大阪で感染したとみている。県内で感染が確認されたのは計16人。新規感染の1日当たりの発表数としては過去最多となった。

 県によると、60代男性は症状がないものの、27日午後、県内の感染症指定医療機関に入院した。30代男性と同居する母親も26日に検査を受け、陰性だった。

 60代男性は24日午後4時から4時半にかけ、小松島市内の「くすりのレデイ小松島店」「ディスカウントドラッグ コスモス中田駅店」「ビルド産直市わっしょい広場小松島店」を訪れた。マスクは未着用だった。各店舗での滞在時間が短いため、県は感染拡大の可能性は低いとみている。

 このほか男性は同日、親戚宅で食事した。県は同席した親戚6人が濃厚接触者に当たるとして検査をした結果、全員が陰性だった。

 大阪市の家族は30代男性会社員と妻の20代無職女性、乳児の長女。男性は来県前の20日に全身倦怠感や下痢の症状が出て、21日には吐き気があった。24日に自家用車を使って3人で来県。25日に38度台の発熱や頭痛があり、県内の帰国者・接触者相談センターに相談し、26日に検査で陽性が判明した。

 妻と長女は27日に感染が確認された。症状はない。3人は同日、自家用車で大阪市に戻った。

 3人は来県後、鳴門市の親戚宅に滞在。親戚3人は27日にPCR検査を受け、全員が陰性だった。家族は25日に県外に外出したが、県内での立ち寄り先はないとしている。県は県外の行き先については明らかにしていない。

 会見した飯泉嘉門知事は「感染が拡大しているエリアから徳島への帰省を予定している友人や親戚がいる場合は、双方で注意してもらいたい」と話した。