コロナの収束を願い揚げられたアマビエの凧=吉野川市鴨島町知恵島

アマビエ凧を作った矢部さん夫妻=吉野川市鴨島町知恵島

 趣味で凧を作っている徳島県阿波市の矢部照征さん(75)、ヤヱ子さん(72)夫妻が、疫病退散に御利益があると伝えられる妖怪アマビエをモチーフにした連凧を製作した。新型コロナウイルスの収束を願い、近所の河川敷などで揚げている。

 全長約40メートル。アマビエと阿波踊りの踊り子をかたどった凧30枚と「えきびょうたいさん」の文字をつなげた。

 アマビエの頭には阿波踊りの編み笠と「阿波」の文字を施し、徳島らしさを出した。新型コロナがまん延する中、アマビエの凧を作ることを思い付いた。凧の骨組みは照征さん、デザインはヤヱ子さんが担った。

 照征さんは36歳のころ、夏休みに長女の工作の宿題を手伝ったのがきっかけで凧作りを始めた。一枚凧をはじめ連凧、創作凧を手掛け、60歳まで会社員をしながら県内外の大会に参加。正月、震災復興イベントなどで揚げてきた。

 矢部さん夫妻は「新型コロナが早く収束することを願って作った。イベントなどの機会があれば凧を揚げるので、見てもらいたい」と話している。