買い物代行サービスの利用客に商品を届ける横田代表(右)=徳島市名東町2

 買い物代行サービスなどを手掛ける便利屋「あぽろ」が、徳島市南昭和町4に開業した。新型コロナウイルスの影響で厳しい経営環境に直面する企業が少なくない中、20代の若者が「外出を敬遠する人がいるコロナ禍だからこそ需要がある」と起業し、顧客開拓に奮闘している。

 買い物代行を中心に庭掃除や荷物運び、家事、ペットの世話など多様な依頼に対応。個人だけでなく、飲食店の出前やオープンを控えた新店舗への設備運搬など、企業からの依頼も請け負っている。

 高知市出身の横田亜優武代表(26)が徳島文理大在学中の3月、コロナ禍で外出自粛が広がる中、買い物代行サービスを必要とする人が増えるのを見越して起業を決意した。大学を中退し、友人のカフェ経営洙田政和さん(25)に共同経営を持ち掛け、4月20日に開業した。

 個人宅へ地道にチラシを配ってPRし、買い物代行を毎週利用する固定客を増やしていった。偶然チラシを見た飲食店関係者から出前代行の依頼が舞い込み、4月に数千円だった売り上げが5月には20万円に増えた。7月は約90万円の売り上げを見込んでいる。今後は遺品整理士の資格や古物商許可を取り、幅広いニーズに応える。

 買い物代行を週数回利用している徳島市名東町2の女性(81)は「体調が悪くコロナも怖いので買い物に行きたくない。依頼する商品が一つでも、優しく対応してくれるので助かる」と喜んでいる。

 横田代表は「このサービスがあって良かったと言ってもらえるのが励み。困り事は何でも解決できると、みんなに認知される存在になりたい」と意気込んでいる。