新型コロナウイルスの感染事例が相次いでいるのを受け、徳島県は30日、県民に警戒を呼び掛ける「とくしまアラート」の前段階となる「感染観察注意」を出した。感染拡大地域への不要不急の移動を避け、「3密」回避を徹底するよう求めている。

 県によると▽29日までの1週間の累積新規感染者数が13人に達した▽国の観光支援事業「Go To トラベル」などで県外客の増加が予想される―などを考慮した。一方で過去1週間の感染経路不明者が2人にとどまっているとして、アラートの発動は見送った。

 飯泉嘉門知事は会見で、今後は国の指針に従い、県内店舗で感染者が発生して感染経路が追跡できない場合は、同意なく店舗名を公表する考えを示した。「各事業者には感染防止策を講じてほしい」と訴えた。

 「感染観察注意」はこれまで「とくしまアラート感染観察注意報」としていた。県の専門家会議で「アラート(警報)と重なっているので分かりにくい」との指摘を受け、名称を変えた。