新型コロナ感染について発表する県職員=徳島県庁

 徳島県は30日、徳島市の20代女性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。陽性者の発生は24日から7日連続で、県内の感染者は累計24人となった。県は29日に感染が確認された男性4人(20~23例目)の行動歴なども明らかにした。濃厚接触者は家族や友人ら計16人おり、順次PCR検査を行う。

 県によると、20代女性は28日に県内17例目として感染が確認された50代女性の職場の同僚。23、24、26、27の各日、徳島駅クレメントプラザ地下1階の「のもん徳島」に出勤し、23、24両日は50代女性と共に勤務した。27日に熱っぽさを感じ、30日に37・2度の発熱があった。同日、50代女性の接触者としてPCR検査を受けた。

 県は20代女性以外に同店従業員10人のPCR検査を実施し、全員陰性だった。20代女性はマスクを着用して接客などを行い、職場と自宅以外に長時間滞在した立ち寄り先はない。県は感染経路について「50代女性か、県外から来店した客から感染した可能性がある」としている。

 29日に感染が確認された男性4人は▽大阪府から小松島市に帰省中の20代大学生▽NHK徳島放送局(徳島市)に勤める同市の40代職員▽徳島市と藍住町に住む40代2人で、28日に感染が確認された18例目の50代男性会社員の同僚。

 大学生は24日、大阪なんばを午後7時15分に出発し、徳島駅10時10分着の徳島バスで帰省。駅から家族の運転する車で帰宅した。26日に北島町の「サンフラワードーム北島」で開かれたバスケットボールの交流試合に参加した後、藍住町内の飲食店で食事した。28日に37・8度の発熱やせきなどの症状が出始め、29日にPCR検査を受けた。

 サンフラワードーム北島によると、施設では感染拡大防止対策の一環として事前に参加者名簿を提出するよう求めており、交流試合には約150人の登録があった。30日午前に県から連絡があり、午後から臨時休館して施設内を消毒。31日からは通常通り営業する。

 NHK徳島放送局によると、40代職員は技術職で、23、27の両日、局内で仕事した。25日に悪寒などの症状があり、28日に発熱。29日にPCR検査を受けた。局は男性のデスク周辺などを消毒し、接触のあった職員4人を30日から自宅待機とした。体調の異変を訴えている人はいない。

 県とNHKによると、40代職員は長時間滞在した立ち寄り先や県外での行動歴などがなく、感染経路は分かっていない。

 22、23例目の40代男性2人は50代男性会社員の接触者としてPCR検査を受け、いずれも無症状。職場では席が50代男性の近くだった。県によると、50代男性会社員の感染経路は特定できていない。