徳島県観光協会は、県内の歴史や伝統を味わってもらう観光キャンペーン「ときめき★あわ旅~あわ歴史体感博2017」を10月から来年3月まで行う。阿波藍や阿波踊り、農村舞台など徳島藩が残した文化のほか、勝瑞城跡、丈六寺、ドイツ村公園といった歴史遺産、期間中のイベントなどをまとめたパンフレットを作り、徳島の魅力発信につなげる。
パンフレットはA4判32ページで、10万部作製。名所のほか、県内に伝わる祭りや名産品、観光ルート、地元のボランティアガイドなどを紹介している。
メインイベントは、11月3~5日に徳島市のアスティとくしまで開かれる「秋の阿波おどり」。有名連の乱舞や人形浄瑠璃の上演のほか、藍染ファッションショーもあり、来場を呼び掛けている。
夏の阿波踊りでパンフレットの配布を始めており、9月下旬から近畿・中国の主要な駅でキャンペーンを行う。各種情報は協会のホームページ「阿波ナビ」でも見られる。
県観光協会は、閑散期に当たる秋冬シーズンに観光客を増やす試みとして、2008年に観光キャンペーンを始め、今回で10回目。今年はこれまでの「おどる宝島!とくしま博覧会」から名称を変更した。