徳島県は1日、阿南市の20代男性会社員が新型コロナウイルスに感染したと発表した。感染経路は調査中としている。県内での感染確認は8日連続で、累計26人になった。
県によると、男性は7月27日に38・5度の熱が出て、解熱剤を飲んで熱が下がったため、30日まで県内の会社に出勤。31日に全身倦怠感と味覚・嗅覚障害が出て帰国者・接触者相談センターに相談し、PCR検査の結果、陽性と判明した。
25日午後1~2時に徳島市内の飲食店で知人2人と食事し、26日午後7時~7時半には別の知人2人と阿南市内の飲食店を利用した。職場へは自家用車で通勤し、社内での仕事に従事。仕事中はマスクを着用していた。
県は同居の家族1人と、飲食店で一緒に食事をした4人の計5人を濃厚接触者として検査を行う。
このほか、県内20例目として感染が確認された、大阪府在住で小松島市に帰省中の20代男子大学生の濃厚接触者8人のうち3人について、検査の結果、陰性だったと発表。8人は男子大学生が26日に立ち寄った藍住町の飲食店で一緒だった。
26日に北島町の「サンフラワードーム北島」で開かれ、大学生が参加していたバスケットボールの交流試合に居合わせた13人も31日までに検査を受け、全員が陰性だった。
7月に県内で確認された感染者は20人となり、6月までの6人の3倍以上となった。