新型コロナ感染者について会見する県職員=徳島県庁

 徳島県は2日、徳島市の「そよかぜ病院」に勤める鳴門市の40代男性職員と、神山町の30代男性会社員が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内での感染確認は9日連続で、累計28人になった。医療機関関係者の感染は初めて。

 県や病院によると、40代男性は草刈りや電灯交換などを行う営繕担当。7月29日に37・1度の発熱、31日に鼻詰まりの症状が出たため、保健製薬環境センターでPCR検査を受け、陽性と判明した。感染経路は調査中としている。県は同居の家族1人が濃厚接触者とみて、検査を行う。

 男性は勤務中はマスクを着用し、患者との接触はない。自家用車で通勤し、29日以降は出勤していない。病院は8月3日は外来や訪問診療などを休止し、男性と接触した同僚6人を2週間の出勤停止とした。診療は安全確認後に再開する予定で、時期は未定。

 30代男性は、7月31日に県内26例目として感染が確認された阿南市の20代男性会社員の同僚。24日午後7時~25日午前0時に、26例目の男性を含む5人で徳島市の飲食店3軒を巡った。30日に37・2度の発熱や下痢の症状が出て、31日に解熱したものの、8月1日に保健製薬環境センターによる検査で陽性と分かった。

 7月30日までマスクを着けて社内で勤務していた。同日は午後6~9時に同僚6、7人と一緒に屋外施設でスポーツを楽しんだほか、31日午後9~10時、友人3人と徳島市の飲食店を利用した。県は同居の家族4人と、食事をした3人の計7人を濃厚接触者として、検査を実施する。

 県はこのほか、26例目の男性の濃厚接触者を5人から4人に訂正した上で、検査の結果、全員が陰性だったと明らかにした。

 大阪府在住で小松島市に帰省中の20代男子大学生(20例目)の濃厚接触者1人も陰性だったと発表。他の濃厚接触者4人のうち3人は県外在住のため、居住自治体で検査を受ける。大学生が26日に参加したバスケットボールの交流試合に居合わせた6人も検査を受け、陰性だった。試合の関係者で陰性が確認されたのは計19人。

 県内18例目の50代男性と22、23例目の40代男性2人の会社の同僚53人も今月1日までの検査で全員陰性が確認された。