「とくしまアラート」発令に伴い黄色にライトアップされた徳島県庁

 新型コロナウイルスの感染事例が相次いだのを受け、徳島県は2日、県民により一層の警戒を呼び掛ける「とくしまアラート」を初めて発動した。直近1週間の新規感染者が「5人以上」かつ「感染経路不明者2・5人以上」の基準に達した。感染拡大地域への不要不急の移動を避け、来県者の体調確認などを求めている。

 7月26日~8月1日の1週間で感染経路が分かっていない陽性者が合わせて3人となったため、アラート発動に当たる「感染観察強化」に引き上げた。2週間後の15日までに新たな経路不明者がいなければ解除される。アラートの前段階として7月30日に「感染観察注意」を出していた。

 感染経路が不明なのは徳島市の50代男性会社員(18例目)と同市のNHK徳島放送局の40代男性職員(21例目)、阿南市の20代男性会社員(26例目)。直近1週間の感染者は16人に上っている。

 県はアラート発動に伴い▽会食では間隔を空け、回し飲みしたり大声を出したりしない▽従業員には毎日の検温など体調管理を徹底させる▽感染拡大地域や感染リスクが高い飲食店を訪問しない―などを、県民や事業者に求めている。

 仁井谷興史保健福祉部長は2日の会見で、若年層が症状を自覚しながらも仕事や食事に出掛けた事例が相次いだとして「医療従事者の負担が大きくなっている。高齢者に感染すれば重症化する恐れがある。体調が悪い時は出勤しないなど、十分注意してほしい」と呼び掛けた。