徳島県庁

 徳島県教委は、県内公立高校の2021年度入試について、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う臨時休校で授業が遅れたことを考慮し出題範囲を全5教科で縮小する。入試の出題範囲を縮小するのは初めて。3日の定例会で報告した。

 来年3月9日に実施する一般選抜とその後の2次募集選抜は、例年なら中学で履修する教育課程の全範囲が出題対象となる。21年度は1~2月に履修する内容を出題範囲から外す。3年時の学習の1割程度に相当する。

 2月4日に行う特色選抜と連携型選抜は、例年は一般選抜より1カ月程度短い範囲で出題しているものの、21年度入試についてはさらに12月~来年2月に学ぶ内容も除外する。3年時に学ぶ2割程度に当たる。

 県教委によると、県内の中学校は年度内に全ての課程を終える見通し。しかし、来年1月末時点では一部の学校で半月程度の遅れが出るもようで、学習内容の復習に充てる時間が少なくなっている現状もあり、範囲の縮小を決めた。

 県教委は出題範囲をホームページに掲載した。8月21日に県立総合教育センターで開く中学・高校の入試担当者らを対象にした説明会で周知する。除外した部分については「中学校での学習範囲を縮小するものではない」とし、各校に知識の定着を図るよう呼び掛ける。