徳島県内スーパー大手のキョーエイ(徳島市)が、同市南田宮2に新規出店を計画している。7月末に閉店したママの店田宮店の敷地と建物を購入した。同社の徳島市内での新規出店は2014年の昭和店(中昭和町5)以来。4月にイオンモール徳島(同市南末広町)が開業するなどして競争が激化している市中心部での販売を強化する。
購入した敷地の面積は7054平方メートル、建物(築21年)は鉄骨2階建て延べ2385平方メートル。現在、既存の建物を改修するか、改築するか検討している。オープン時期は改修だと2017年末ごろ、改築では18年秋ごろになる見通し。店舗形態は通常の食品スーパー。
市中心部ではイオンモール徳島の開業をはじめ、24時間営業のスーパー「ハローズ」の出店が相次ぐなど競争が激化している。キョーエイは老朽化していた末広店を6月末に閉店する一方、新規出店用地を探していた。
ママの店田宮店の周辺は戸建て住宅やマンションの新築が進み、集客が見込めると判断した。同社店舗開発部は「近隣にスーパーが少ない地域なので、出店により住民の方に貢献したい」としている。