徳島県出身のシンガー・ソングライター米津玄師さんが5日にリリースする5作目のオリジナルアルバム「STRAY SHEEP」。本日4日は販売店に商品が到着して発売前に入手できる「フラゲ日」ということで、記者も早速ゲットしました。この日早くも出荷が100万枚に到達する「フラゲミリオン」という自身初の驚異的記録を打ち立てた「STRAY SHEEP」。米津さんが2年9カ月ぶりに世に送り出した渾身(こんしん)の一作は、一体どんな作品になっているのでしょうか。

 

 4形態ある商品のうち、記者が購入したのは初回限定の「アートブック盤」ブルーレイ付きです。全15曲入りのCDに加え、米津さんが昨年、古里・徳島などで開催した「米津玄師 2019 TOUR / 脊椎がオパールになる頃」ファイナルの千葉県・幕張メッセ公演全編などを収めたブルーレイと、全96ページの豪華なブックレットが特典として付いています。盛りだくさんな特典も大いに気になるところですが、はやる心を抑えて、まずは本体のCDから聴いてみます。

 

 「Lemon」「馬と鹿」「パプリカ」など、既発曲だけでも国民的ヒットソングメドレーという様相です。既にラジオで解禁済みですが、菅田将暉さんへの提供曲「まちがいさがし」のセルフカバーは、鳥の鳴き声から愛し合う2人だけの世界へといざなわれ(【注】記者の個人的妄想です)、米津さんが敬愛するRADWIMPS野田洋次郎さんと初めてコラボレーションした「PLACEBO + 野田洋次郎」では、米津さんと野田さんの軽妙な掛け合いにしびれまくりです。

 

 ご本人出演の大塚製薬「カロリーメイト」のCMソングで壮大な世界観の「迷える羊」や、米津さんらしいクセの強さがやみつきになる「Décolleté」といった新曲も聴き込むほどに独特のワードセンスやメロディー、アレンジに新たな発見があるのですが、中でも記者が特に引かれたのは「カナリヤ」です。相手の全てを受け入れるような深い愛を歌った歌詞と優しい旋律のラブソングで、アルバムを締めくくるのにふさわしい一曲ではないでしょうか。

 

 特典ディスクに収録されている「脊オパ」は、今年の「HYPE」公演のチケットで落選まつりだった記者も奇跡的に徳島公演のチケットに当選して「初」「生」米津さんのパフォーマンスを拝見できた思い出深い公演です。セットリストは基本的に徳島と同じですので、見ているとあの日の感動と苦いレモンの匂いがよみがえります。改めて見返しても、米津さんの歌やダンスはもちろんですが、ステージ演出やバックダンサーの皆さんもかっこいいですね。

店舗別特典のクリアファイル

 ブックレットは、ものすごく豪華な歌詞カードという感じでしょうか。特に立体的な樹脂製の表紙と、ところどころ箔(はく)押しがされたクリスタル?の手の込みように目を奪われ、思わずなで回してしまいます。この3年間の米津さんのアートワークの集大成になっていますし、脊オパやHYPEにつながる物語性も読み取れて、こちらも見れば見るほど新しい発見がありそうです。巻末近くにはステッカー集も付いているのですが、もったいなくて貼れませんよね…。

 

 特典ではありませんが、CDには恐らく初回限定のシリアルナンバーが封入されています。併記されているQRコードをスマートフォンで読み込むと「封入されておりますシリアルナンバーに関しては、現時点において活用方法が未定となっております。活用方法が決定した際には、米津玄師 official site にて発表させていただきますので、 用紙は大切に保管していただきますようお願い申し上げます」との説明書きを読むことができます。期待して続報を待ちましょう。(R)