徳島県警察本部

 2020年1~6月に徳島県内で発生した交通事故で亡くなった人は9人で、上半期としては現在の形で統計を取り始めた1960年以降で最少だったことが県警のまとめで分かった。前年(13人)からの減少率は54・5%と、47都道府県で最大だった。新型コロナウイルスの影響で社会経済活動が大幅に制限され、県内の主要幹線道路の交通量が減って事故が減少したのが主な理由。

 県警によると、上半期で死者数が最少だったのは12年と15年で、いずれも12人。15年は年間の死者数も過去最少の27人だった。

 今年の月別死者数は、1月が3人、2、3月が各0人、4、5月が各1人、6月が4人。新型コロナの感染拡大に伴う外出自粛要請や緊急事態宣言が行われた2~5月が特に少なかった。2月1日から4月7日までの67日間は死亡事故がなく、15年6~8月の82日間に次ぐ長さだった。

 上半期の交通事故、交通量とも大きく減少した。事故は前年比220件減の997件で、過去最少となり初めて1千件を下回った。

 徳島市の国道11号吉野川大橋、同市佐古八番町の国道192号、同市八万町大野の国道55号の3地点の合計交通量は、前年比10・2%減の2331万7923台。緊急事態宣言期間中だった5月は21・1%減(347万1794台)と大幅に減った。4月は18・8%減(352万4574台)、3月は9・5%減(412万6348台)だった。

 死者9人のうち6人を65歳以上が占めるなど高齢者の事故が目立つ状況は続いており、県警交通企画課は「高齢者に免許の自主返納を促し、取り締まりや街頭活動を強化したい」としている。