強制連行などで日本に渡り、広島で被爆して亡くなった韓国人を追悼する慰霊祭が5日、広島市中区の平和記念公園にある「韓国人原爆犠牲者慰霊碑」の前で営まれた。

 過去1年間で新たに死亡が確認された13人を加えた2773人の死没者名簿を碑の台座の下に納め、参列者130人が黙とうをささげた。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、広島県外からの参列は呼び掛けなかった。

 被爆者の李鐘根氏(90)は「あの日の熱線を今も思い出す。核兵器をなくさないといけない」と語った。

 在日本大韓民国民団広島県地方本部は、原爆で「2万人以上の韓国人が亡くなったと推測される」としている。