高齢者からキャッシュカードや通帳をだまし取り、計1568万円を引き出したとして、詐欺と窃盗の両罪に問われた京都市右京区西院西溝崎町、無職の男(33)の判決公判が5日、徳島地裁であった。17件の特殊詐欺事件に関わっており、藤原美弥子裁判官は「組織的で悪質性が高い」として、懲役3年4月(求刑同5年)を言い渡した。

 判決理由で藤原裁判官は「収入が少なく生活費を得るために犯行に及んだ」と指摘。「違法と認識しながら報酬を得るために、(詐欺グループの)受け子や出し子として重要かつ不可欠な役割を果たした」と非難した。

 判決によると、2019年4月下旬から8月下旬にかけ、氏名不詳者と共謀し、徳島市の70代女性ら7人からキャッシュカードや通帳をだまし取った。さらに、不正に入手したキャッシュカードや通帳を使って県内外の現金自動預払機(ATM)で計1568万円を引き出した。