新型コロナウイルスに感染した疑いがあるとして、これまで2回の判決公判に出廷しなかった埼玉県三郷市、とび職の男(34)=詐欺罪などで起訴=の判決公判が5日、徳島地裁であった。増田慧裁判官は懲役3年(求刑同4年)を言い渡した。

 判決理由では「いわゆる特殊詐欺で、手口が卑劣で組織性、計画性が高く悪質。受け子役であり組織の末端だが、犯行に不可欠な役割を担っている」と指摘した。これまでの欠席については触れなかった。

 判決によると、被告は2019年4月、氏名不詳者と共謀。特殊詐欺の受け子役として、徳島県内の50代女性から300万円、高知県内の70代女性から250万円をだまし取るなどした。

 判決公判は当初3月に予定されていたが、保釈されて埼玉県の実家にいた被告は、新型コロナ感染の疑いがあるとして出廷しなかった。PCR検査で陰性となり6月に改めて判決公判が組まれたものの、体調不良を理由に再び出廷しなかった。