被爆から75年の「原爆の日」を迎え、行われた平和記念式典。手前は原爆ドーム=6日午前8時15分、広島市の平和記念公園

 原爆慰霊碑の前で手を合わせる人たち=6日午前4時39分、広島市の平和記念公園

 広島は6日、被爆から75年の節目となる「原爆の日」を迎え、広島市中区の平和記念公園で午前8時から「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)が営まれた。松井一実市長は平和宣言で、2017年に国連で採択されたが発効していない核兵器禁止条約について日本政府に「締約国」となるよう訴えた。

 松井市長は「条約への署名・批准を求める被爆者の思いを誠実に受け止めて条約の締約国になってほしい」と要望。例年より直接的な言葉で政府に迫り、被爆者らの思いに応えた形。放射性物質を含んだ「黒い雨」を浴びた人の救済については「降雨地域の拡大に向けた政治判断を強く求める」とした。