小松島市や農林水産団体でつくる「こまつしまブランド戦略推進協議会」が、地元特産のハモやシイタケを使った天丼「小松島丼」を発案した。ご当地グルメとして売り出し、食材のPRと消費拡大を目指す。
丼は、小松島沖で取れたハモとアシアカエビ、全国有数の出荷量があるシイタケの天ぷらを使うのが条件。旬の野菜の天ぷらなども加え、天つゆをかけて食べてもらう。
28日午前8~10時に小松島漁協(同市南小松島町)で開く「みなと海鮮朝市プレミアム」で限定100食を一杯600円で初めて販売。5月に漁協敷地内にオープンする食堂でも提供する。
協議会は、2011年から月1回、特産品を使ったさまざまな種類の丼を小松島みなと交流センターkocolo(同市小松島町)で販売。人気が高かった天丼をベースに、小松島丼の試作を重ねていた。今後は市内の飲食店にメニュー化を呼び掛け、地産地消を推進する。
協議会の三原秀之会長は「小松島の食の魅力を詰め込んだ。多くの人に食べてもらえるようPRしたい」と話している。