山形戦の前半、相手のCKからの攻撃を防ぐ徳島の田向②ら=鳴門ポカリスエットスタジアム

 J2で3位につける徳島ヴォルティスは8日午後7時から、鳴門ポカリスエットスタジアムで首位長崎と対戦する。ここまで9戦無敗(7勝2分け、勝ち点23)を誇るJ1昇格のライバルに土をつけ、過酷な5連戦の好スタートを切りたい。徳島の選手に新型コロナウイルス感染者が出たため、予定通り試合が行われるかは7日以降に確定する。選手たちは気持ちを落ち着かせ、大事な一戦に向けてやるべきことに集中している。

 3連戦の最後だった前節のホーム山形戦で快勝し、1日のオフを挟んだチームは新たな気持ちで5連戦に挑もうとしていた。ところが6日にMF藤原志龍の新型コロナ感染が判明。各自が意識高く感染予防に取り組んでいただけに、ショッキングだった。

 それでも自主トレーニングに黙々と励む選手からは「できることをする」との強い意志が見て取れる。7日も非公開で練習し、セットプレーなどを確認する予定だ。

 ここまで無敗の長崎とは昨季は1分け1敗。両試合とも2018年に徳島に期限付き移籍していたFW呉屋に得点を許し、勝ちきれなかった。今季も選手層が厚く、徳島が勝てなかった北九州、福岡、京都を下している。

 ロドリゲス監督は藤原のコロナ陽性判定を受け「早く健康な状態に戻って帰ってきてくれることを願っている。それが一番大事」とコメント。長崎戦に向けては「自分たちがコントロールできることに集中してやっていきたい。メインの練習は5日に行っているし状態もいい。チームの成熟度は上がってきているので試合が開催されたら良いゲームができると思う」と話した。

 徳島はここまで5勝1分け3敗(勝ち点16)。

長崎 ハイプレスを意識

 手倉森誠監督が2年目の指揮を執る長崎は、昨季の12位から一気にJ1復帰を目指し、積極的な補強を施した。DFには身長187センチと高さのあるブラジル人のフレイレとカバリングの巧みな二見、MFには鋭いドリブルでチャンスメークするブラジル人のルアンが加わった。FWは町田から移籍した富樫が前線からプレスをかける。

 昨季から存在感を示す元コロンビア代表のFWイバルボにボールを集め、スピードのある澤田、名倉の両サイドハーフが前線に飛び出してくる。ラインをコンパクトに保ち、ハイプレスを意識する相手に対し、徳島は自陣から丁寧にビルドアップして主導権を握れるかが鍵を握りそうだ。