四宮さんの書と陣原さんの生け花がコラボした作品に見入る来館者=徳島市の徳島城博物館

 阿波踊りの名手で昨年9月に91歳で亡くなった四宮生重郎さんの書と、未生流笹岡県支部長の陣原康甫さん(80)の生け花がコラボレーションした「四宮生重郎さんを偲(しの)ぶ 華と楽書展」が、徳島市の徳島城博物館で開かれている。14日まで。

 四宮さんの写真4点と書16点、陣原さんらの生け花約20点を展示。四宮さんが自らの人生哲学を表現した「輝」「舞」「絆」といった漢字や、「人生の道 頂点を目指す 山登り」などのフレーズをしたためた書が並ぶ。

 陣原さんは、四宮さんが愛した流木を使った生け花を出品している。赤い花が特徴的なピンクッションや、高さのあるパンパスグラスなどを立体的に配置し、ダイナミックに仕上げた。四宮さんをしのぶ意を込めて供花に用いられるチョウセンマキが多く使われている。

 徳島市の主婦(47)は「コラボは美しく、新しいと思う。書から四宮さんのおおらかな人柄が伝わってきた」と話した。

 会期中の午前11時、午後1時、午後3時には四宮さんの阿波踊り人生を紹介するスライドショーも上映される。「華と楽書展」は同館の夏の恒例行事で、今年で7回目。