小松海岸をはじめ徳島県内の海水浴場は今年、新型コロナウイルスの影響を受けて開設されていない。監視や救護体制が整っていない中での事故は、あらためて海の怖さを浮き彫りにした。

 連休中で晴天に恵まれ、この日の小松海岸は遊泳やマリンレジャーを楽しむ家族連れなど100人以上が訪れていた。ただ、事故当時は発達中の台風5号の影響とみられる強い南風も吹いていた。

 高校生が溺れた突堤付近は、離岸流リスクが高いところだったと指摘するのは徳島ライフセービングクラブの源純夏代表。「流れに逆らって岸に戻ろうとするうちに体力が奪われたのかもしれない」と推測する。

 例年なら遊泳可能な区域を示すブイが設置され、高校生が突堤付近に近づかなかった可能性もある。近くの川内漁協の高原健一組合長は「恐れていたことが現実に起きた。海水浴場が開いていなくても市が管理すべきだったと思う。見張りを置くだけでも早急にしてほしい」と話した。