今季初の3連勝に向け、球際の攻防を意識した練習に励む徳島の選手=徳島スポーツビレッジ

 J2で2位につけている徳島ヴォルティスは12日午後7時から、東京都町田市の町田GIONスタジアムで13位の町田と対戦する。選手2人が新型コロナウイルスに感染し、チームに緊張感と警戒感が高まる中で臨む5連戦の2戦目。選手たちはコロナの影響や連戦の疲れを「言い訳にしない」と闘志をかき立て、今季初の3連勝を狙う。

 クラブがFW押谷の陽性判定を発表した9日、チームは大事を取って練習を中止。10日は通常通り午前9時半から板野町の徳島スポーツビレッジで9人一組のパス回しなどに取り組んだ。「しっかり動こう」「さぼるな」。暑さの中、選手同士で要求し合いながら、機敏な動きを見せた。

 2人の感染者が出てしまったことにロドリゲス監督は「一刻も早い彼らの回復を願っている。どれだけ努力してもかかってしまうのかもしれないが、感染させないこと、予防することに立ち向かっていく」と決意を述べた。

 昨季18位の町田はここまで3勝4分け3敗(勝ち点13)。前々節は京都、前節は千葉にいずれも無得点で敗れた。今季は2011年にも指揮を執ったポポビッチ監督を再び迎え、従来の堅守速攻からボールを後方からつないでいくスタイルへの切り替えを図っている。ただ、実際はロングボールのこぼれ球を拾ってチャンスメークする形が多く見られる。

 前節の長崎戦では開始1分に先制ゴールを奪い、チームに落ち着きをもたらした徳島のFW垣田は町田戦に向け「積極的にプレスをかけ、後ろから正確なボールを蹴らせないようにしたい」といつも通りの献身的な前線からの守備を約束。MF西谷は町田の球際の強さを警戒しつつ「セットプレーも怖い。そこで失点せず、自分たちが試合を支配できれば勝利を引き寄せられる」と話す。

 チームにコロナ感染者が出たことについて垣田は「身近に起きて不安もある。練習以外は外出を控え、家で過ごすようにしている」。西谷は「消毒はもちろん、筋トレ室も使わないなどチームで頑張ってケアしてきたのに出てしまった。危機感をもっと高めないといけない」と話した。

 徳島はここまで6勝1分け3敗(同19)。