コロナウイルスの収束を祈願した本家大名連の連員たち=12日、徳島市下助任町2

新型コロナウイルスの終息を願って奉納踊りを繰り広げる本家大名連の連員=12日、徳島市下助任町2

阿波踊りを奉納した本家大名連の連員たち=12日、徳島市下助任町2

 阿波踊り団体・阿波おどり伝承会の本家大名連は12日、新型コロナウイルスの収束を願い、徳島藩主の菩提(ぼだい)寺・興源寺(徳島市下助任町2)で奉納踊りを行った。

 マスク姿の連員8人が藩祖・蜂須賀家政の墓前で焼香し、新型コロナの犠牲者らに対して見物客約60人と黙とうをささげた。笛に合わせ、家政公に扮した清水理連長がよろい武者や忍者らを従えて踊った。

 近くの小学5年児童(10)は妹や同級生3人と踊りの輪に加わり、「暑かったけど一生懸命に踊った。この世からコロナが吹き飛んでほしい」と笑顔を見せた。カメラのシャッターを切っていた松茂町笹木野、会社員男性(59)は「例年よりかなり小規模で寂しいが、いい写真が撮れた。密になりにくい踊りイベントなら他にもあっていい」と話した。

 奉納踊りは毎年、徳島市の阿波踊り期間中の安全を祈願するため、2団体が12日午前に興源寺で行っている。新型コロナ感染拡大を受け、もう1団体の阿波おどり保存協会は中止した。

 本家大名連は、新町地区の12商店街が12日から始めた新型コロナ拡大防止キャンペーンにも参加。新町橋東公園(東船場町1)でウイルス退散を祈念した踊りを披露した。