「戦時下の暮らし 記憶のかけらを集めて」は、全国の地方新聞やNHK、ウエブメディア計12社によるキャンペーン「#あちこちのすずさん」との連携企画。7月に投稿を呼び掛け、集まったエピソードを紹介する。

 

徳島県吉野川市川島町・吉田シゲ子(87)

 1945年3月、佐古国民学校を卒業し、憧れの女学校に入学しました。

 卒業式では「海行かば 水漬く屍 山行かば 草生す屍」という歌詞の歌「海行かば」で送られました。

 女学校の入学式では、上は制服、下はもんぺをはいて。通学時には、防空頭巾をかぶり、救急袋とカバンを両方の肩にかけていました。4年生は学徒動員で軍需工場に行っていませんでした。私たち1年生も入学間もなく勤労奉仕で加茂名の方の農家へ養蚕の手伝いに行き、桑の葉をもいだり、蚕に桑をやったりしました。おやつに出してくれた炊きたての枝豆のおいしかったことは、今でも忘れていません。