ノヴィルタクシーグループの車両。ドライバー不足で車両が余っている状態だ=徳島市の同社

 徳島市内のタクシー会社6社が30日、ドライバーの確保を目指し、合同の会社説明会を徳島市のふれあい健康館で開く。長時間勤務や歩合制といった労働条件が敬遠されて採用が進まず、ドライバー不足が深刻化しているため。独自に合同説明会を催すのは県内で初めて。

 合同説明会に参加するのはノヴィルタクシーグループのノヴィルタクシーサービスと富田タクシーの2社と、金比羅タクシー、東宝タクシー、四国タクシー、城南タクシーの4社。ドライバーの高齢化と人材不足に危機感を募らせたノヴィルタクシーグループの呼び掛けに他の4社が応じた。

 県タクシー協会やノヴィルタクシーグループによると、県内で実働しているタクシードライバーの平均年齢は3月末時点で63・2歳で、全国でも上位に入るほど高齢化が進んでいる。

 ノヴィルタクシーグループではドライバー約100人のうち60歳以上が8割を超える。一方で若手や女性のなり手がほとんどなく、保有するタクシー車両157台のうち約50台が余っている。

 同グループなどタクシー会社の多くは、新聞の3行広告や求人情報誌で募集したり、乗務に必要な二種免許取得費用を負担したりしてドライバーの確保に取り組んでいるが、勤務の不規則さなどが敬遠されてなかなか人が集まらないという。

 説明会では各社がドライバーの生の声を紹介しながら仕事内容を説明するとともに、やる気次第で高収入を得られる魅力などをアピールする。今後も3カ月に1回ほどのペースで開き、ドライバー確保につなげたい考え。

 ノヴィルタクシーサービスの担当者は「タクシー会社にとって人材確保は最大の経営課題。6社が連携して業界の悪いイメージを払拭(ふっしょく)したい」と話している。

 30日の合同説明会は午後1時から同5時まで。問い合わせはノヴィルタクシーサービス<電088(663)0685>。