連戦の疲れも見せず精力的にフィジカルメニューをこなす徳島の選手=徳島スポーツビレッジ

 J2で2位につけている徳島ヴォルティスは16日午後6時から、甲府市の山梨中銀スタジアムで7位の甲府と戦う。中2、3日で続く5連戦の3戦目の相手は、昨季5位に入り、J1参入プレーオフ(PO)でも相まみえた難敵。たまった疲労にも打ち勝って連勝を4に伸ばし、勝ち点4差の首位長崎を追撃したい。

 チームは14日、板野町の徳島スポーツビレッジで1時間半ほどのトレーニングに汗を流した。股関節や膝などを伸ばした後、コーンの間をジグザグに走るなどのフィジカルメニューに時間を割き、6対6のボール回しにも取り組んだ。

 今季の甲府は3―4―2―1システムを基本としながら局面に応じて陣形を変え、ポゼッション(ボール保持)とカウンターを使い分けるなど戦術にも柔軟性がある。ここまで4勝6分け1敗(勝ち点18)とリーグで最も引き分けが多いのが特徴で、リーグ5位の18点を挙げている一方、16失点は7番目に多い。4得点のジュニオール・バホス、190センチのラファエルら外国人FWに加え、技術の高いMF泉澤、球際に強いDF今津ら個の力で局面を打開できる選手が大勢いる。

 前節のベンチメンバーで比べると、平均身長は甲府の約180センチに対し、徳島は約175センチ。5センチも下回るためセットプレーは要注意だ。DF石井は「しっかり体を寄せてフリーで触らせない」。先発したここ3試合は3連勝と活躍が目立つMF小西も「自分たちらしくボールを保持して押し込むことで相手のセットプレーを減らす」と話した。

 もう一つのポイントはメンバー構成。甲府は前々節から先発を8人代えて前節に臨んだが、徳島が入れ替えたのは1人だけ。石井は「相手はより回復した選手が先発し、立ち上がりから強く来るだろう。そこで受け身にならないことが重要」と表情を引き締める。

 練習時、選手一人一人に声をかけていたロドリゲス監督は「戦術のことだったり、たわいもないことだったりするが、それぞれのコンディションを把握するためでもある」。メンバーを大きく入れ替えるか、3連勝中のメンバーを続けて起用するか。指揮官の出す答えにも注目したい。

 徳島はここまで7勝1分け3敗(同22)。