徳島インディゴソックスは27日、JAバンク徳島スタジアムで愛媛と対戦し、3―3で引き分けた。通算成績は3勝9敗4分け。
愛媛000 102 000 3
徳島001 011 000 3
つなぐ意識で知賀が3安打
徳島は鳴門渦潮高出身で3年目の知賀が、先制の適時打を含む3安打と気を吐いた。試合は引き分けに終わったが「つなぐ意識を強く持つことで結果が出ている」と充実した表情を見せた。
三回2死三塁。先制機で打席が回ると「気合でかえす」と4球目の直球にしぶとく食らいついた。打球は二遊間に転がる内野安打となり走者を本塁に迎え入れた。3、4打席目も逆らわない打撃でいずれも右安打。2盗塁を決めるなどチャンス拡大に貢献した。
1試合3安打は今季初めて。「コーチと取り組んできたフォーム改良の成果」と自信を深める。スタメンに定着した15日以降の7試合で複数安打をマークしたのは、この日で4度目。好調な打撃が評価され、25日から打順が2番に上がった。
「知賀や市本にも当たりが出ている。打線は回復している」と石井監督。あとは投打がかみ合うかどうかだ。28日は4月最後のホーム戦となる。知賀は「自分が打って、次こそファンに勝利を届ける」。地元選手として必勝を誓った。