小松島市競輪事業特別会計の2016年度決算の単年度収支は591万円で、13年度以来3年ぶりに黒字になった。関東を中心に場外車券売り場を増やしたり、インターネット販売に力を入れたりしたことで、売上高が前年度より25・8%増えた。将来の施設改修に向け利益の大半を基金に回したため、12年連続で一般会計への繰り入れはできなかった。

 歳入121億473万円(前年度比25・0%増)に対し、歳出は120億8906万円(同24・9%増)。歳入から歳出などを引いた実質収支は1567万円で、5年連続の黒字だった。

 歳入の98・6%を占める車券の売上高は前年度比25・8%増の119億3813万円。11年度から5年間の収支改善計画の期間が終わり、レース開催日数が37日間(GⅢ4日、FⅠ12日、FⅡ21日)から46日間(GⅢ4日、FⅠ18日、FⅡ24日)に増えたため売上高が伸びた。

 レース別に見ると、売り上げが最も多い記念競輪は前年度比5・0%減の58億8759万円と振るわなかったが、高知競輪場を借りて開いているミッドナイト競輪(FⅡ)やFⅠレースが前年度比83・7%増の計60億5053万円だった。

 以前は取り扱いがほとんどなかった関東などの車券売り場でFⅠレースを販売してもらえるようになり、場外車券売り場は前年度より26カ所多い83カ所。スポーツ紙や雑誌に前年度より2・2%多い4859万円の広告費を投じた結果、インターネット経由の車券売上高は前年度比41・4%増の29億3694万円になった。

 一方、小松島競輪場内の売上高は前年度比5・7%増の2億2397万円で、全体の1・9%にとどまった。

 売上高に応じて競輪振興団体JKA(東京)に納める交付金は、収支改善計画に基づく猶予期間の終了により、前年度の約10倍に上る2億9662万円(延納分含む)を計上。老朽化した施設の改修資金とするため、競輪事業基金と競輪施設整備基金に5085万円を積み、基金総額を9億5281万円に増やした。