多くの見物客が見守る中、威勢の良い掛け声とともにだんじりをぶつけ合う若者ら=阿南市橘町

 徳島県無形民俗文化財に指定されている阿南市橘町の海正八幡神社の秋祭りが1日始まった。重さ約4トンのだんじり同士をぶつけ合う「けんかだんじり」があり、漁師町の男たちが繰り広げる迫力満点の光景に多くの見物客から大きな拍手が巻き起こった。

 午後6時半ごろ、町内の東、中、先、西の各地区のだんじりが法被姿の若者ら30~50人に引かれて東西約1キロの狭い路地へ。2台が鉢合わせると、威勢の良い掛け声とともにスピードアップ。「ガシャーン」という衝撃音を響かせながら豪快に何度もぶつけ合った。

 昨年復活した女だんじりも20代の女性らが引いて歩き、写真愛好家の人気を集めた。

 秋祭りは江戸時代に海上の安全と大漁を祈願して始まったとされる。3日までで、けんかだんじりは2日も行われる。