徳島県鳴門市は、自治体がインターネットで特定事業への寄付を募る「ガバメントクラウドファンディング」を活用し、同市大麻町で過ごすコウノトリの周辺環境整備事業費の資金集めを始めた。
目標金額は200万円で、期間は11月30日まで。今後の産卵に備えて、巣周辺の交通整理に当たる警備員の人件費をはじめ、案内や啓発のための看板設置、観察場所の整備など永続的な保護活動のための積み立て資金にする。
ふるさと納税を紹介するサイト「ふるさとチョイス」で11月30日まで募る。一口1万円以上から可能で、1万5000円以上の寄付者には通常の返礼品に加えて、市の「コウノトリおもてなし」ブランドの認証を受けたレンコン(1箱3キロ、30個限定)も選べる。
市の「ガバメント―」の活用は、昨年12月から実施した「松江豊寿(とよひさ)顕彰碑建立事業」に続いて2回目。同事業については、目標の1000万円に達していないため、今年12月から再度、寄付を募る予定。9月末時点の寄付金総額は580万円。