実証実験が始まった乗り合いタクシー。路線バスが走らない時間帯に運行する=大歩危駅

 三好市西祖谷山村の大歩危駅で乗降する観光客の利便性を高めようと、一般社団法人「そらの郷」が2日、同駅と祖谷地方を周遊する乗り合いタクシーの実証実験を始めた。1人当たりの料金を安く抑え、路線バスが走らない時間帯の交通手段として活用してもらう。12月5日まで。

 タクシーは9人乗りのワゴン車。大歩危駅を起点に、吉野川の大歩危峡、西祖谷山村の温泉宿泊施設、祖谷のかずら橋など観光客の人気が高いスポットを巡る。料金は乗車距離によって異なり、1人500円から2千円に設定されている。

 運行は平日のみ。3便あり、大歩危駅の発車時刻は、午前9時46分、午後1時25分、同5時35分となっている。初日は1人が利用した。

 このほか、大歩危駅発で奥祖谷二重かずら橋やかかしの里など奥祖谷地方を周遊する乗り合いタクシーも運行する。四つのコースが設けられ、予約制。期間は来年2月末まで。料金は1人4千円~5千円。

 実証実験は、そらの郷が、観光庁や三好市の補助を活用して取り組む。乗客にアンケートを行い、改良点や採算性を探り、民間事業者による運行につなげる。問い合わせはそらの郷<電0883(76)0713>。