臨時記者会見を行う飯泉知事=23日午後4時ごろ、徳島県庁

 徳島県は23日、阿南市でカラオケ喫茶店を経営する50代女性=阿南市=と、店の60代男性店員=同=が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の飲食店で複数の感染者が出たのは初めて。感染が確認されたのは2日ぶりで、累計106人となった。

 県によると、50代女性は19日に目の充血の症状があり、22日には37・8度の熱が出た。17、18、20日にカラオケ喫茶で接客した。女性は県内の会社で事務作業にも従事しており18~20日に勤務している。

 60代男性は20日まで店に勤務し、21日に関節痛や筋肉痛の症状が出た。別の店員3人は検査の結果、陰性だった。

 店は18席で、正午~午後10時に営業。入場制限、消毒、検温などの対策をしていたものの、従業員や利用客はマスク、フェースシールドを着用していなかった。顧客名簿を作っておらず、店を利用した人数は分かっていない。

 県は店の常連で、20日に102例目の感染者として発表された阿南市の80代女性(感染経路不明)から感染が広がった可能性があるとみており、利用者の特定を進めている。