徳島県は26日、10~70代の男女9人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。このうち2人はクラスター(感染者集団)が発生した阿南市のカラオケ喫茶「モンレーヴ」の利用客。県はこれまでの調査でモンレーヴの客が小松島市大林町の「カラオケスナックつき」を利用し、その店でも感染が確認されたとして、関連するクラスターと認定。店名を公表した。県内で感染が確認されたのは累計120人となり、高知県の118人、愛媛県の114人を上回って四国4県で最多となった。

 県によると、モンレーヴの客で新たに感染が分かったのは、ともに阿南市の70代女性と70代自営業男性。女性の夫で60代男性会社員も一緒に検査を受けて陽性だった。店の客でこれまでに感染が確認された阿南市の60代男性会社員(県内108例目)の同僚で同市の60代男性会社員と、同市の70代男性団体役員(110例目)の同僚で徳島市の40代女性団体職員も陽性と判定された。

 カラオケスナックつきを利用していた阿南市の60代女性も検査を受けて陽性。同店の70代女性経営者もモンレーヴを利用し、23日に感染が確認されている。両店の感染者のうち、6人が両店とも利用していた。クラスターの規模は計11人となり、家族や同僚計3人にも広がった。

 このほか、県が26日に発表した感染者は▽14日に感染が確認された徳島市の100代女性を担当していた同市の50代女性看護師▽阿南市の20代男性会社員▽10代男子高校生―の3人。

 臨時会見した飯泉嘉門知事は、感染者の累計が四国で最多となったことについて「クラスターが発生すると大変だと実感させられた。まだ注意が足りない部分があり、封じ込めのための知見を増やす必要がある」と述べた。

 

 濃厚接触者の検査では▽モンレーヴの50代女性経営者(105例目)の自宅訪問者1人▽110例目の男性の家族3人▽モンレーヴの客で阿南市の60代女性(111例目)の家族1人―の5人が陰性だった。また、県は徳島市のホテル「東横イン徳島駅眉山口」で療養していたサッカーJ2徳島ヴォルティスのFW押谷祐樹選手が退所したと明らかにした。