徳島県と友好都市提携を結ぶドイツ・ニーダーザクセン州のカヌー連盟関係者やジュニア選手が7日、那賀町を訪れた。16日まで同町などに滞在し、那賀高校カヌー部員らと交流を深める。
来町したのは連盟のアルバート・エメリヒ会長や元ドイツ代表のコーチ、17、16歳のジュニア選手5人。2020年東京五輪でドイツ代表チームのキャンプ地誘致を目指す県が招いた。
一行が宿泊先の同町百合の鷲敷野外活動センターに到着すると、那賀高カヌー部員7人がドイツの国旗や横断幕を持って歓迎した。歓迎会には地元のカヌークラブに通う小学生や住民ら約30人も参加し、おにぎりを一緒に作ったり、バーベキューを楽しんだりした。
エメリヒ会長は「温かいおもてなしに感動した。カヌーを通して日本との友好を深めたい」と話した。
選手らは9~12日に那賀高カヌー部と合同練習に取り組む。滞在中には阿南市の四国霊場21番札所・太龍寺を訪れたり、那賀町町民運動会で住民と触れ合ったりする。14日には、香川県坂出市で行われる四国高校カヌー新人大会にオープン参加する。