臨時記者会見を行う飯泉知事=1日午後4時15分ごろ、徳島県庁

 徳島県内で8月に確認された新型コロナウイルス感染者は107人で、7月(20人)の5倍以上になった。高齢者施設やカラオケ喫茶などで発生した、四つのクラスター関連が計66人と半数以上を占める。重症者も出て、高齢者3人が死亡。飯泉嘉門知事は1日の臨時会見で「感染の第2波と言っても過言ではない」との認識を示した。

 県のこれまでの発表によると、感染者の居住地別では徳島市が最多の47人。阿南市39人、小松島市11人、鳴門市3人、石井町2人と続く。神山、那賀、北島、藍住の4町と県外在住がそれぞれ1人となっている。

 年代別では60代が17人と最も多く、80代16人、50、90代各14人。20、30、70代が各12人、10代5人、40代4人、100代1人。高齢者施設でクラスターが発生したため、60代以上が60人と半数を超えた。

 

 四つのクラスターのうち、阿南市と小松島市のカラオケを伴う飲食店の関連では、従業員と利用客の計17人が感染。家族や同僚計6人にも広がっている。さらに感染者が増える可能性があり、県が確認を続けている。

 知事は「全国的な感染拡大の傾向に徳島も織り込まれている」と強調する。ただ直近1週間(8月25~31日)の感染者22人に占める経路不明者の割合は9%(2人)にとどまっているとして、「市中感染による第2波ではない。全国とは少し様相が違う」と述べた。

■徳島県内の陽性患者推移■